放射線科SENIOR RESIDENT

研修プログラム

定員 1名(予定)
プログラム内容 放射線科専門医プログラム

募集要項

選考日 随時行っています。まずはお問い合わせください。
選考方法 書類・面接により総合的に判断
願書類
  • 専攻医申込書 または 履歴書(書式は任意)
  • 医師免許証(A4サイズに縮小コピーしたもの)
  • 推薦状(必須ではありません。書式自由)
  • 厚労省発行:臨床研修修了登録証コピー(卒後3年以上の方)
お問合わせ・送付先 〒247-8533 神奈川県鎌倉市岡本1370番1
湘南鎌倉総合病院 臨床研修センター 専門研修担当者 宛

電話:0467-46-1717(代)
E-mail:kenshu@shonankamakura.or.jp

ご挨拶

総合医(総合診療医・総合内科医)と各種専門医の両方を求める現代日本の医療の中で、双方の橋渡しの役割とチーム医療の一翼を担う放射線科専門医および放射線診断医の重要性と必要性は今後一層高まることは明白です。当院でも未来の医療を担う人材育成のなかで、放射線診療に関わる2つの専門医(放射線診断および放射線治療)の育成は重点領域のひとつです。放射線科専攻医は、放射線診断専門医あるいは放射線腫瘍専門医を取得するための前段階として必須のステップです。将来をみすえた広い視野と情熱をもった若い先生方のプログラム参加を待っています。

プログラムの特色

放射線科専攻医の研修はプログラム基幹病院である当院放射線診断部門(放射線診断科)および、IVR部門(IVRセンター)、放射線治療部門(放射線腫瘍科)を中心に近隣の連携施設および関連施設で行います(東京および県内の徳洲会関連病院および横浜市立大学附属病院)。
プログラムの3年間を通して放射線科診療の基礎を築き、その先の専門医(診断・治療)取得への円滑な移行、希望に応じて研究領域へ進むことを可能にします。

放射線診断科・IVRセンター: 3台の多列CT、2台の高磁場MRI、IVR専用CT angiography、SPECTを主な診療機器として、すべての診療に対応できる医療機器を時間を問わず利用できる体制のもとで診療が行われています。
そのなかでCommon diseaseから特殊な疾患にいたるほぼすべての疾患の画像診断およびIVR治療に対応しています。
当院では経験できないような日常の初期診療で遭遇する各種の加増診断を連携施設である近隣の徳洲会病院で研修します。また、日常診療とはなれた先端医療、特殊疾患の経験を連携大学病院で積んでいただきます。

放射線腫瘍科: 放射線治療が悪性腫瘍の集学的治療の中で果たす役割を理解し、患者さんの診察、説明、適切な治療方針の立案が出来るように指導いたします。また放射線治療はチームで行う医療です。当科では放射線腫瘍医、診療放射線技師、医学物理士、看護師、クラークがそれぞれの専門知識と技術を生かし、協力して患者さんの治療に携わっております。研修期間中は、他の職種のスタッフと円滑にコミュニケーションをとり、協力し、放射線腫瘍医としての役割を果たせるようになることを目標とします。

当院ではトモセラピー一台で全ての放射線治療を行っております。特殊な機器ではありますが、放射線治療の基本的な考え方はどのような機器でも変わりありません。緻密で丁寧な治療ができるトモセラピーの治療計画の経験は、将来どのような治療機器を使うとしても必ず役に立ちます。またトモセラピーを用いた放射線治療の学術発表も推奨、指導いたします。また神奈川県では数台しかない小線源治療装置を有し、主に子宮頸癌の治療を行っています。放射線腫瘍医を目指す意欲ある研修医の参加を期待しています。

診療実績

放射線診断科・IVRセンター: 病院ホームページ参照

放射線腫瘍科:2017年度

外照射総治療件数:328 (全例 TomoTherapyによる強度変調放射線治療 乳がん:59 前立腺:45 肺がん:16 骨腫瘍・骨転移:69 血液系のがん:31 脳・脊髄腫瘍:31 食道がん:9 子宮がん:17 膀胱がん:9 その他の悪性腫瘍:42)

小線源治療:12人/38件

学会・研究会

日本医学放射線学会は放射線診断およびIVR、放射線治療すべてを網羅する学会で、専門医取得のためには必ず入会が必要です。
その他の関連学会に関しても、将来のSubspeciality研鑽のため積極的な参加を推奨しています。

放射線診断科・IVRセンター:日本IVR学会、日本核医学会、日本磁気共鳴学会、北米放射線学会(RSNA)、米国核医学会(SNMMI)。

放射線治療:日本放射線腫瘍学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、その他各種癌の学会への発表、参加を推奨します。American Society for Radiation Oncology (ASTRO) European SocieTy for Radiotherapy & Oncology(ESTRO) への発表、参加も目指しています。

スタッフ

放射線診断科・IVRセンター:常勤医師5名(放射線診断専門医3名、放射線科専門医1名、専攻医1名)、非常勤医師8名。
放射線腫瘍科:常勤医師5名(放射線治療専門医3名、専攻医2名)、非常勤医師3名、医学物理士3名、診療放射線技師5名、看護師3名、クラーク1名。

施設認定

  • 放射線科専門研修基幹施設
  • 日本医学放射線学会 総合修練機関
  • 日本IVR学会専門医修練認定施設
  • 日本放射線腫瘍学会認定施設

専攻医からのメッセージ

当院は24時間365日オープンを理念とし、日本でも有数の症例数を担う急性期病院でcommon diseaseに特化した経験をすることが可能です。
当科の特色のひとつとして、雑務が無く、読影に集中して取り組める点が挙げられます。造影剤の注射業務やその有害事象に対する対応、またそれ以外にも雑用と言えるようなものは一切ありませんので、誰に邪魔されることなく自分のペースで読影に専念できます。時間をかけて何とかレポートを書いた後、部長をはじめとした経験豊かな先輩から受けるチェックも非常に丁寧です。文献を読んでも自分一人の力では思い至らなかった事を直接教えてもらい、またそれを自身で時間をかけて咀嚼し次のレポートに向かうことができます。非常に好循環な研修だと日々感じています。
また、他科との合同カンファレンスもありますので、普段の研修では抜けてしまいがちな臨床的事項や各科ならではの専門的知識についてもよく勉強することできます。
「湘南鎌倉総合病院」という、激務で有名な名前に入職前は私も怯んでいましたが、少なくとも当科ではそのような事は一切ありませんでした。むしろ非常にクオリティの高い研修生活を送れています。少しでも興味のある方は是非当科での研修をご検討下さい。

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