腎移植外科SENIOR RESIDENT

概要

 腎移植は慢性腎不全の唯一の根治療法です。そしてすべての手術の中でも、劇的に慢性疾患から改善する数少ない治療方法です。腎移植には生体腎移植と献腎移植があり、当院でも両方行っています。さらに腎移植のみではなく、副甲状腺や透析シャントなど腎不全外科手術全般や、副腎や後腹膜腫瘍など腎に関連した領域の手術も積極的に行っています。

腎移植内科・外科について

研修について

当院は年間約20例の腎移植を行っており、そのほかにも副甲状腺疾患、副腎疾患、血液透析シャントなどの手術も行っています。  腎移植外科は外科研修の中のサブスペシャリティーとして存在しますので、一般外科のスキルをトレーニングしながらの研修となります。 1.腎不全の全身管理、2.免疫学的理解、3.血管吻合や尿管吻合の知識と技術の3点が十分であると判断されれば、専攻医の時点から腎移植の執刀医が可能です。これまでに7名の後期研修医が腎移植の執刀医を経験しています。また、国内や海外の学会にも積極的に参加、発表してもらいます。

指導医からのメッセージ

 外科研修で腹部外科手技の基本と術後患者の全身管理を学んだうえで、さらに慢性腎不全という心血管疾患やホルモン異常などの全身疾患を伴う分野に挑みます。また、拒絶反応という移植特有の問題に挑むべく、免疫学の修練と研究も同時に行っていきます。今後も、移植の領域では再生医療や異種移植など大きな発展が見込まれます。手術が好きで最新の医学知識にも興味がある方にはたいへんやりがいのある分野です。

カンファレンス/レクチャー

腎移植ミーティング 1回/週 8:00~(水曜日)
外科カンファレンス 1回/週 6:30~(土曜日)
腎移植カンファレンス 1回/2週 17:00~(第2第4水曜日)
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